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北原産業株式会社の寒天は、すべて職人による手作業でつくっています。
少しでも手抜きをすると、わかるんだそうです。

寒天の原料は天草という海藻です。その海藻を入札する権利があるのは、指定された企業だけなのですが、指定されている企業はたった10社。
北原産業株式会社ももちろん指定業者です。北原産業株式会社は、40年以上入札をしています。
寒天屋さんや和菓子屋さんへの卸業も行なっているので、業務用の寒天もつくっています。
北原産業株式会社は、海藻のプロでもあるということです。

北原産業株式会社は、みなさまに安全で満足のいく商品を提供するため、原料である天草の入札を直接しています。
北原産業株式会社の社長は、入札歴40年のその道のベテランでもあります。安心して寒天を食べることができるように、原料から吟味して製造・販売しています。

天草の入札は、毎年6月初旬より全国各地で開催されています。
マグロのセリのような会場ではなく、会議室のような部屋で天草入札リストという紙に、希望金額を書いて提出し、ホワイトボードで一斉に発表されるそうです。
一番高い金額で入札額をつけた会社が天草を落札できるということなんです。
なので、シーンとしていて静かなんだそうです。

北原産業株式会社の釜長は、45年寒天づくりをしています。原料によって煮詰め方を長年の勘と職人技でその都度変えているそうです。
煮詰めた寒天液を18~20時間かけて固め、糸寒天をつくる場合は天つき棒で竹の上に付き、干していきます。
そして約2週間かけて寒天を乾燥させます。雨の日はシートをかぶせるんだそうです。片面が乾いたらひっくり返し、裏面も干します。
完全に乾いたら、北原産業株式会社の寒天の出来上がりです。

煮詰めた天草の残りカスは、トラックで畑に持って行き、肥料として再利用するので、ゴミは出ないんです。
ちなみに天つき棒は重くて、素人が突くにはとても大変だということです。

寒天づくりは大変な重労働なので、手間暇かけてつくらなければできないものです。北原産業株式会社の寒天は、最初に言ったように、全て職人による手作業で妥協せずにつくっています。

寒天はおやつによく使われ、あんみつなどでお年寄りに大人気ですよね。もちろんカットされた寒天などを使えばサラダにできますし、長めのものを使えば麺の代わりにもなりますので、老若男女だれでもアレンジ次第でいろんな食べ方ができます。
だから北原産業株式会社の寒天は人気があるんでしょうね。

北原産業株式会社
http://www.kantenhonpo.co.jp/

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